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土屋 賢二

ソクラテスの口説き方

ソクラテスの口説き方

人気ランキング : 37,959位
定価 : ¥ 490
販売元 : 文藝春秋
発売日 : 2003-11-08

価格 商品名 納期
¥ 490 ソクラテスの口説き方 通常24時間以内に発送
困る

もういいんじゃないかなと思うんだけど、本屋で見かけるとつい手に取ってしまう。手に取るとやっぱりレジに持って行ってしまう。
これだからツチヤ本は困ります。もう3冊目。

暇つぶし

土屋先生の本にたして暇つぶしとは失礼なのだが、これほどまでに内容がなく、なんの参考にもならない哲学者の本はそうはないと思います。哲学的な内容は皆無に等しく、土屋先生のぼやきがいっぱい詰まった笑える本です。何より、土屋先生のオチの上手さには脱帽です。

1回の風邪引きで、同じ文庫本を3回も楽しめた。

 土屋先生の、週刊文春の連載エッセイ、「ツチヤの口車」、
を読みたいが為、つい毎週、「週刊文春」、を買ってしまう。
そのように毎週買って、先生のエッセイは殆ど読んでいるような気がする。
しかるに、週刊文春で連載した同じものを再掲した、文庫本が出ると、
これもまたつい買ってしまう。
このように先生のエッセイはすでに何回も読んでいるはずである。
 先日の風邪引きが少しおさまって、
テレビを見るのは少しうるさくて疲れるが、
何か軽い本でもというときに、この文庫本は最適だ。
先生自身も仰っているように、何回読んでも印象に残らない内容だ。
しかし、何回読んでも前回読んだことをすっかり忘れているので、
読む度に新鮮だ。
そして風邪引きで喉が痛くて声も出ないのに、つい大笑いしてしまった。
 1回の風邪引きで、同じ文庫本を3回も楽しめた。
非常に経済的な本である。
 尚、先生は、少し奥様のことを悪く仰るのが口癖のようであるが、
次の奥様の見解は正解であるに違いない。
**「ソクラテスの口説き方」、土屋賢二先生、お茶の水女子大学教授**
          **2003.12.10文春文庫**
 土屋先生の奥様曰く、
「ピアノなんか下手だ下手だといっておいてあれだけの腕前なんだから、
 奥様もさぞ美人だろうな、と皆思っているに違いないわ。」
                        (小太りの老人の項)
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形而下の悩みを無化するコトバのチカラ

笑いというものの作用のひとつにはいろいろとネガティブな感情を溶かす作用があるが、この本の笑いはすごい。感情を溶かすどころか、無化するパワーにあふれている。いや、『パワー』とか『あふれている』というようなポジティブな言葉は適当ではないのだが、そう書かざるを得ない言葉の力がこの本にはある。なんというか、元気になるはずの整体で揉まれまくって、もうなにもかもどうでもいいという感じにぐったりさせられたときのような、そんな感じ。
ただ、整体で揉みほぐされる過程で「ううー」「おおー」とか声が出てしまう場合があるように、この本は読んでいるときに肩が震えたり、なにかが腹の底から振動としてこみ上げてくる作用もあるので、電車内読書には時として向かない。
さいきん、形而下的な悩みが多いわたしは、哲学者である著者が形而下の問題を形而上的に扱うことで問題自体、時には自分自身のスタンスさえ溶解させてしまう、強力にして驚愕のこのエッセイですっかり脱力させられた。既刊のエッセイ集も折に触れて買っていかなければ! その際には文庫で買い、電車内で奇異な目で見られることにより、通勤の時間を自分自身を鍛える修行の時間にするつもりだ。

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